7月1日からビニール袋の有料化が本格的にスタートしました。
今まではコンビニのレジで聞かれることと言えば、
「ポイントカードをお持ちですか」「レシートは必要ですか」ぐらいでしたが、
7月1日からは「有料になりますが、袋はいりますか」も追加されました。

日本に限らず、外国のコンビニのレジでも似たようなことを聞かれます。
現地語がほぼ入門レベルの状態で赴任した私の外国暮らしでのことです。
現地のコンビニでの定番の質問は、日本と同様に以下の3つ。

「ポイントカードはお持ちですか」
「袋はいりますか」
「レシートは必要ですか」

私はコーヒーが好きなので、レジでコーヒーを注文すると、(日本のようにミルクとお砂糖はセルフではなかったため)上記3つの定番の質問に加えて、

「ミルクはいりますか」
「お砂糖はいりますか」

赴任当初、私は何か聞かれているのはわかるけれど、何を聞かれているのかはわからない……という状態でした。
袋は有料だから、絶対に買いたくない……。
そこで私は、全て「いいえ」で答えるという解決策をとっていました。
コーヒーにミルクとお砂糖が欲しいけれど…ブラックコーヒーで妥協をしていました。

コーヒーに関しては、「今日もブラックコーヒーになった……」と毎朝嘆く私を見かねた職場の人たちの適格なアドバイスにより、ラテを注文することで解消されました。

しかし、どうしても「いいえ」という回答では済まされない問題が発生しました。

お弁当です。

日本のお弁当のように冷めても美味しいお弁当は稀です。
大きな鶏肉が白米の上にのったお弁当……温めた状態の方が絶対に美味しいのです。
温かいお弁当を食べたい!という具体的な目標は、現地語を学ぶ動機付けのひとつとなりました。

緊張しながら、覚えたての「レンジで温めてください!」をレジで伝えると、見事にお弁当はレンジの中へ……!!!!!
そして、気づけば、お財布からお金を取り出しながら、さらりと「レンジで温めてください」と言えるようになっていました。

外国で暮らすことは、毎日が小さなチャレンジと、それをクリアしていく達成感の連続です。
語学を学ぶことは、自分の出来ることが増えていく喜びにもつながります。
日本でも、私たちの身近なところでチャレンジを繰り返している外国人留学生や就労者がいるはずです。
日本語を教えることは、出来ることが増えていく喜びをサポートしているのかもしれません。