試験Ⅱについて

 

では、この「て形」のきまりを、どのように学習者に理解させ、定着するように導いたらよいでしょうか。

 

この一連の活動を効率よく展開するために、頭の中で授業のシミュレーションをし、授業の計画(教案)を作ります。

そして、その教案に基づいて授業を行います。

 

しかし、実際にその教案で授業を展開しても、学習者は、学習項目の理解や定着が不十分であることも多々あります。

 

それは、教案の組み立て方が問題なのでしょうか。

それとも、例えば、「書いて・読んで」が「書きて・読みて」になるなど、学習者が誤用を犯したり理解していなかったりすることに気がつかずに授業を展開してしまった、といったような教師が実際に行った行動が問題なのでしょうか。

 

「試験Ⅱ」は、教案とその授業展開の映像・音声をもとに、教師の教え方の適否や教案の内容について問い、記述させる問題です。

教案そして映像・音声とさまざまな情報が提示される中で、問題点を見抜き、どのような問題なのかを的確に判断する力を問います。

測定項目でいうと、「学習者への対応能力」、「フィードバック能力」、「パーフォーマンス能力」など、実際に学習者を前にして教師がどのように行動するかという点を中心に問います。

 

「試験Ⅱ」は、解答を記述する主観テストです。

「試験Ⅱ」を多肢選択法などの客観テストにしてしまうと、選択肢の文言がヒントになり、観察・分析の観点が明らかになってしまうでしょう。教案・映像・音声とさまざまな情報を一遍に提示され、その中で問題点を見つけていく形式にしたほうが、より実際の授業の際に求められる力を問えるのではないかという判断のもと、選択肢を与えず記述させる問題としました。