全養協日本語教師検定

 

全養協日本語教師検定とは…

全養協日本語教師検定は現場が日本語教師に求める力は何か?に焦点をあてています。 2006年より実施されている、日本語教育の現場に直接関わる実践的知識及び能力である「日本語教師の実践力」を測る検定であり、全養協日本語教師検定に合格することは、「日本語教師の実践力(日本語教師のスキル)」があることの証となります。

試験日・受検料

試験日
2024年2月18日(日)
会場
東京、大阪、岡山、福岡、沖縄(予定)
受検料
6,000円(税込)
申込期間
2023年12月1日(金)〜2024年1月29日(月)

※最終日の受付は17:00まで

試験のイメージ写真

試験形式

試験I(72問:90分:マークシート選択式)
教育現場で求められる、日本語のルール、教授法、授業展開等に関する専門的な知識を問う客観テスト
試験Ⅱ(4問に対して記述6箇所:70分:記述式)
初級並びに中上級レベルの教室活動をVTRで視聴し、教授活動等に関わる問題点を記述させることにより、実践的教授技術能力を問う主観テスト

サンプル問題【PDF】

合格基準:
総合得点60%以上 合格…A判定=80%以上、B判定=70〜79%、C判定=60〜69% 不合格…D判定=60%未満
過去の実施概要

よくある質問

「日本語教育能力検定試験」と、どのように違いますか?
「全養協日本語教師検定」は、より現場に必要な知識・技能を問う出題構成となっています。
日本語教師養成講座の教育実習の授業において担当教師が実習生に対して述べた、コメント(改善点)および教師の実践力に関する先行研究をもとに測定項目が作成されています。
一方で、「日本語教育能力検定試験」の出題範囲は、「社会・文化・地域」「言語と社会」「言語と心理」「言語と教育」「言語一般」となっており、現場に直接必要な知識・技能だけでなく、日本語教育の背景的な知識、例えば、日本事情、世界事情なども要求されており、全体として幅広い知識・能力が要求されます。
「全養協日本語教師検定」に合格すると日本語教師になれますか?
現在、日本語教師に国家資格はありません。但し、法務省告示校に該当する日本語学校で教えるためには、文化庁届出受理講座修了などの要件があります。(詳しくはこちらをご覧ください。)
「全養協日本語教師検定」合格だけでは、その要件を満たすことはできません。「全養協日本語教師検定」は自己啓発的な試験です。この試験を採用の条件や昇給の条件に加えている日本語学校もあります。現場で求められる実践的知識とその運用能力の基礎となるものが備わっている証明になります。
外国人でも受検することは可能ですか?
国籍を問わず、どなたでも受検できます。多くの皆さまに日本語教育の実践力を身につけて、国内外で活躍していただけることを願っております。
なお、試験問題や説明のアナウンスなどはすべて日本語のみとなります。
問題は何問出題されますか?
「試験I」が72問、「試験Ⅱ」で4問に対して6箇所の記述が求められます。
「試験Ⅱ」の映像は繰り返し再生されますか?
「試験Ⅱ」の映像は、1回のみ再生されます。
試験対策はどのようにすればいいですか?
知識の有無を問う試験ではありません。したがって、専門用語を丸暗記するような学習は意味がありません。問題集等を使用して試験形式に慣れておくことは必要です。また、学習者のレベルに応じてどのような教え方が考えられるか、学習者がつまずきそうなところはどこか、どのような対応が考えられるかといったことを現場につなげて考えておくことが大切です。
過去問題は公開されていますか?
過去問題および解答はホームページでの公開はしておりません。
但し、全養協日本語教師検定≪問題集・第2冊≫「日本語教師の実践力」では過去問題を検定1回分にほぼ相当する形で一冊にまとめております。それぞれの問題に解説もついています。全養協日本語教師検定準拠問題集「日本語教師の実践力」と併せて、ぜひご参考になさってください。 また、過去に全養協公開講座において、「試験Ⅱ」で実際に使用した映像問題を取り上げたワークショップを実施いたしました。その際の公開講座報告書にはスクリプトおよび解説が掲載されております。
なぜ過去問題や解答を公開しないのですか?
「全養協日本語教師検定」は、「日本語教育能力検定試験」の趣旨(「ある水準に達しているかどうかを測定する」)とは異なり、教師の成長、自己研鑽につながる試験として作られた経緯があり、「まわり道になるかもしれないが、答えを教えてもらうより、自分で見つけられるようになることのほうが実践力の向上につながる」という考えに基づいているからです。
公開することで「この問題にはこのように答える」というような、問題と解答のマニュアル化が起きることへの懸念もあり非公開としてきました。しかし、公開方法によっては教師の成長を促すこともあるのではないかと実施委員会で検討がなされ、問題集の刊行や全養協公開講座でのワークショップ実施に至っております。
過去に受検した際の「合格証明書」の発行は可能ですか?
発行手数料1部につき1,100円にて発行いたします。合格証明書の発行依頼は、申請フォームよりお願いいたします。受検記録が確認でき次第、事務局より発行手数料のお振込方法等についてメールにてご案内いたします。なお、発行手数料のご入金確認後、年末年始等の休業期間を除き1週間程度で発行をいたします。合格証明書は日本語と英語の併記になります。海外への発送については、別途送料を頂戴いたします。予めご了承くださいませ。

申込方法

HPでの申込:
申込フォームに記入、送信→受検料入金→受検票到着(顔写真4cm×3cm 1枚を貼付)→試験会場へ