私ども、全養協は、日本語教師と日本語教師養成講座、日本語教育に関心を持つ人々の支援を通して、広く国内外の日本語教育に貢献することを目的として、2001年に全国の日本語教師養成講座を主催する機関が集まって設立されました。
日本語教師を広く国内外に送り出す立場として、設立当初から「日本語教師の実践力とは何か」を研究のテーマとして参りましたが、より広い視点から日本語教師の役割と日本語教育について考える場、教師としての成長を促す場として、毎年「全養協フォーラム」を開催しており、2006年からは日本語教師検定を年1回実施しております。
この検定試験は、日本語教師の実践力を測る試験として内外の注目を集め、それをきっかけに、教師の実践力について考える公開講座も、各地で実施しており、御好評を得ております。
設立から5年は、法人格を持たない任意団体として活動しておりましたが、2006年には有限責任中間法人となり、法人格を取得して活動の幅も広げました。その後、2008年、公益法人改革に関連する法律が施行されまして、有限責任中間法人から一般社団法人に移行することとなりました。今後はより一層の社会的信用を得て法人の発展を図るべく、一般社団法人から公益社団法人への組織変更も目指して参りたいと考えております。
日本語教育を取り巻く状況については、留学生30万人計画、インドネシアやフィリピンからの看護師・介護士候補者の受け入れ、留学生を日本での就職につなげる「アジア人財資金構想」などなど、諸方面に関わる大きなテーマが同時並行的に展開しており、日本語を学ぶ側、そして日本語学習を支援する側も多様化しております。こうした中、求められる日本語教師の必要条件は何か、ということが全養協の大きなテーマとなっております。私どもは、今後も国内外を問わず、学習対象者を問わず、教えられる実践力を備えた日本語教師を送り出すべく研鑽を重ねて参ります。
どうか、私どもの活動に皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。

平成21年4月

一般社団法人全国日本語教師養成協議会
代表理事 吉岡正毅